国際結婚はマイノリティ
久々、更新になります。
どうもBocomchildです。
最近、「LGBT」(現在は、LGBTQですね。)という言葉をよく耳にします。
私の勤務先でも人材の多様性にスポットを当て、取り組みを強化しています。
この事を考えた時に、日本で国際結婚をしている立場からすると共通していることがあるなと思いました。
それは、「マイノリティ」(少数派)ということだと考えています。
身近に似たような境遇がないので、生活での悩みは尽きません。
その点について記述します。
Mensch ärgere dich nicht
マイノリティ(少数派)とは
辞書にも載っているそのままの意味ですが、
「その社会の力関係によって、少数者、少数派もしくは弱者の立場に属する者やその集団。」
単に少数派というのではなく、社会的少数派という意味が正しいですね。
英語圏ですと、“Minority group”と呼ばれています。
また、国や主教によっても定義が異なってくるようです。
ドイツ,ロシア・ソ連,中国などでは、ナショナル、エスニックグループ(民族)、宗教、言語の4つにおいて多数派と違う少数派のことを指す。日本、アメリカ、韓国はナショナル、エスニックグループ、宗教、言語の4つを重視せずに、障害者や女性、ホームレス状態の人々などを含めた「弱者」のことを指す。
wiki抜粋
冒頭で上げたLGBT(LGBTQ)も該当しますし、世界中に存在している少数民族も該当します。
日本だと特にあるのかもしれませんが、マイノリティはネガティブイメージが付きまといがちです。
国際結婚て少数派なのか?
以前に別記事、“【朗報】国際恋愛 において 日本人男 はモテない訳じゃない!?”で、日本における国際結婚件数に触れました。
※当該記事でも触れましたが、厚生労働所のHPから知ることができます。
国際結婚の件数を見ていきましょう!
【令和元年 実績】
国際婚姻件数: 11,491件
日本全体の婚姻件数: 599,007件
すなわち、全体の約 2%
なるほど、圧倒的少数です。
また、配偶者の国別でみると、以下になります。(数年前からほぼ変わりません。)
〈日本人男性の配偶者(妻)国籍トップ5〉
第1位 中国
第2位 フィリピン
第3位 韓国・朝鮮
第4位 タイ
第5位 ブラジル
〈日本人女性の配偶者(夫)国籍トップ5〉
第1位 韓国・朝鮮
第2位 アメリカ
第3位 中国
第4位 イギリス
第5位 ブラジル
日本人男性の配偶者(妻)国籍がドイツ人の家庭(つまり、Bodomchildの家庭)はほぼ皆無に近いことになります。
残念ながら、圧倒的少数派です。
私はそこまで少数派と感じたことがない。
いきなり、逆説的なことを言ってしまってますが。(笑)
数字で出ているやん!っていうツッコミが出てきそうですが、理由は以下にあります。
- 身近に同じ家庭環境の人がいる。
→全く縁もゆかりも無い地に住んでいますが、大先輩がいらっしゃいます。
2. ドイツをヨーロッパ(EU)と捉えると、割といる。
→フランス女性、イタリア女性と乾坤している方が身近にいました。
3. たくさんいるyoutuberの存在
→最近は、国際結婚カップルとして配信を行ている方が多くいて、親近感わきます。
余談ですが、
冒頭で触れたLGBT(LGBTQ)に関しても、私の妻の親族に同性同士のカップルが二組いますし、友達にもいます。
正直、何とも感じたことがありません。普通の日常です。
こればっかりは、ヨーロッパは進んでるなとは思います。
国際結婚 少数派であるが故のメリット/デメリット
〈メリット〉
・特になし。 ※少数派であることで享受できるメリットなので。強いて上げれば、某テレビ番組に出たくらい?(笑)
〈デメリット〉
・外国人扱い。
メリット上げようと思ったけども、特になかった。。
まあ当たり前ですけど、日本なら日本人の生活スタイル合わせて国が成り立っているから、当然っちゃ当然。
デメリットはこれにつきます。
正直、ほかの諸外国ではどうなのかわかりませんが、日本ではいつまでたっても外国人扱いされます。
日本人と同じく税金払っていても変な偏見を持たれたり、
日本人特有の外国人を見下す感じ(「お箸の使い方上手~」みたいな)というか、「お前日本人相手だと、人の妻に対してそんなこと絶対言わへんやろ?」という、殴りたくなるような失礼なことをさらっと言ってくる人もいます。
日本以外の諸外国でも、割と少数派の人たちは同じような状況と想像します。
これは相手方に必要情報がないのが一番の悪なのではないかと考えています。
国際結婚のイメージ向上のためには
個人的見解ですが、
「知ってもらう」or 「知ろうとする」
これに尽きると思っています。
妻と付き合ううえでも大切にしました。
海外へ行けば、ライフスタイル、環境、宗教等、違うのが当たり前です。
当然、外国からきて、その国に馴染もうとするのならば、その国のルールを同じく、
「知ってもらう」or 「知ろうとする」を実践しなければ生活できません。
なので、どちらの立場に立ったとしても、能動的な行動が必要だと考えています。
まとめ
国際結婚はマイノリティです。
少数派というのは、多数派に比べると埋もれてしまいがちです。
国際結婚目線でとらえると、「知ってもらう」or 「知ろうとする」という意識が重要なのではないかと思っています。
最近は、日本も多様性に焦点を当ててきているので、より一層、個人個人がそのような意識をもって行動する必要がありますね。
書いてみて、国際結婚からの飛躍がすごいですが、意識につながればと思っております。
最後までご拝読ありがとうござました。
ほな
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